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昨日、世界で一番好きだったアイドルにソロ曲がもたらされた。
仕事の休憩中にトレンドを見て、詳細を追っていくうちにあの頃の楽しかった記憶が蘇る。
上条春菜と出会ったのは、モバマスがサービス開始した当初だったと記憶している。
あの頃は千早Pで、なんか友達を誘ったら貰える千早を一生懸命集めていた。確か最終形態までいけた筈。
そうしてポチポチとプレイしていく内に出会ったのが、何を隠そう上条春菜だった。
当時から重度の眼鏡フェチで猫も好きだった自分にはクリーンヒットのキャラクターだ。
ファッションセンスが皆無だったり自分に自信が無いところは、まるで、美化された自分を見ているかのようだった。
そうして、千早と春菜、この二人をプロデュースしていくのかと思ったが、モバマス自体はすぐにプレイしなくなってしまった。
その頃は自分は出始めのスマートフォンを使っていて、ガラケーのサイトを見るにはまだ不便な時代だった。
モバマスも例外ではなく、ページを開くたびに画面が拡大され、一々縮小しなければ営業すらまともに出来ないくらいだった。
そうして、その不便さから自分はアイドルマスターシンデレラガールズから離れていった。
その前からTwitterはずっとやっていたので、プレイ自体はしてないがたまに情報が入ってはきていた。
そしてそこから何年かが過ぎ、モバマス、いやデレマスがアニメ化したと言う情報を耳にした。
当時バイトしていたローソンではアニメタイアップでおねシンやらがずっと流れていて、懐かしさもあり一度どうなったのか調べてみる事にした。
そして、Twitterのトレンドで(こちらではアニメを見れる環境じゃなかったので)上条春菜に声が付いた事を知ったのだ。
そこからの自分の行動は早かった。モバマスのアプリをDLし、いつの間にかモバマスに新規登録していたのだ。
ちなみに昔使っていたモバゲーのアカウントはもう覚えていない。
そして適当に営業を進めていく内に、ついにあの日が訪れた。
モバマスのガチャが更新されたある日、画面いっぱいの上条春菜が表示されたのだ。
そう、「メモリアル・ブルー 上条春菜」が登場した瞬間だ。
当時は学生で、実家からJRで通いながらバイトしていたので、多少お金には余裕があった筈だが、2枚揃えるのに6万もかかった。
流石に学生の身分で6万飛ぶのは勘弁してほしかったが、特訓した上条春菜の笑顔を見たら、そんな悲しみは吹き飛んだ。
ここから、自分の上条春菜Pとしての活動が始まった。
そして暫くして、スターライトステージの配信が始まった。
もちろんiPhone版が配信された初日にDLしたし、実際に動く上条春菜を見て感動した。
初期はNしか無いこと以外は満足していた。(arkhnにはあるのに......と不満タラタラだったが)
そして配信から数ヶ月経ったある日、ガチャ更新と共に上条春菜の姿をまた見る事が出来た。
「眼鏡プリンセス 上条春菜」が追加された。しかもお願いシンデレラのソロ付き。
もちろん私は回した。まだ学生でお金が無いながらも、合計10万近く回したが、結局ピックアップ期間には眼鏡プリンセスは自分の手元に来てくれなかった。
余談だが、この時にクレジットカードでリボ払いをしてしまったのでこの後5年くらい地獄を見る事になるのはまた別の話。
そして上条春菜のSRを手に入れられずに落胆していた2ヶ月後、デレステから嬉しいクリスマスプレゼントを貰う事になる。
そう、我らがSnow Wingsだ。デレステ初のオリジナル楽曲に上条春菜が歌唱メンバーとして選ばれたのだ。
報酬はRの使い回しと言う手抜きだし、明らかにNGのおまけ扱いだったけど、上条春菜の歌声を聞けるのは素直に嬉しかった。
まぁ、今となっては逆に雪羽メンバーに選ばれたのは損でしかなかったのだが、当時は天にも登る気分だった。
イベント当時は、Twitterで他のPと(勝手に)競いながら兎に角走っていた。丁度イベ開始が休みの日だったので、初日に1万ptまで走ったのは今でも1番の思い出。
それから半年と少し経って、8月の某日、ついにその時が来た。
炎天下の職場の中一人で飛び上がりたいのを抑えていたあの日。
試しに10連1回引いたら1発で出てきてくれて、余計に嬉しかった。
やっと上条春菜をセンターに出来る。上条春菜のお願いシンデレラも聞ける(SRを持ってないから)
てっきりメモリアル・ブルーか眼鏡プリンセスのアレンジ衣装で来るかと予想してたから拍子抜けしたけど、白を基調とした爽やかなデザインと、ショートパンツからのびる脚。
上条春菜の魅力が沢山詰まった衣装だと思った。これから、どんどん上条春菜だけの衣装が増えていくと思ってた。
そう、その時までは。
そこからは長い日々が続いた。
次に歌うことになったのは、shabon songの追加メンバーとして。
曲自体は大好きなのだが、少しだけやる気が湧かなかった。
「あいくるしい」のイベントで、追加メンバーが某所で叩かれていたのを目にしていたからだ。
上条春菜が選ばれるのは嬉しいけれど、叩かれるのを見るのは嫌だ。
そんな気持ちに揺れ動きながらイベントを開始したら、そんなモヤモヤは何処かへ吹き飛んだ。
報酬のみりあ特訓後に写っている上条春菜が素晴らしかったからだ。
本当に上条春菜が報酬だったら良かったのにって嘆いてしまう程に。雪羽にはイラストに恵まれなかったから余計に。
後日改めてフルバージョンを聴いたら、結構いいフレーズを担当させてもらっていて、改めて上条春菜を担当していた良かったと思い知らされた。
その次はモバ限定のしんげきか。
メモリアル・ブルーの内容が、みつやすさんの声が付いて、上条春菜の可愛さを全力で前に出す内容で、これは上条Pじゃなくても落ちる、そんな素晴らしい出来だった。何回もリピートした。
そしてその2番目のEDのエチュードは一曲だけに、まさかの抜擢。しかも錚々たるメンバーの中に上条春菜。
今までPaやCuの扱いが多かった上条春菜に、正統派Coの楽曲。
相変わらず脚押しで、少し悲しげな表情がまた似合っていた。
CDにはソロバージョンも収録されていたので、穴が開く程聞いた。
その後もフリフロのカバーを貰ったりしていたが(arkhnが嫌いなのでスルーしていた)、その間に2枚目のSSRが出る事はなかった(arkhnは貰ってたのに)
上条春菜より後にSSRが実装された子が3週しているのを見たりしていると、段々運営に対する不信感が大きくなっていた。
そして2年前の12月のフェス、そして月末限定に上条春菜が来なければ引退しようと決めた。
結果、SSRなんてなかった。その当時だと2年か。2年以上待っても、上条春菜のSSRは出なかった。
せめてソロ曲が決定していれば、自分はまだデレステを続けていたかもしれない。
だが、これ以上出番を待ち続ける上条春菜を見続けるのは、プロデューサーとして辛かった。
もちろん総選挙では出来る限り全ての票を上条春菜に投票した。
でも、周囲の上条Pはそうじゃなかった。
今でも、ちゃんと上条Pが上条春菜に入れていればギリギリ圏内には残れていたと思う。
そうしたら、ソロ曲だって出たかもしれないし、SSRをここまで待たずに済んだかもしれない。
それは引退しても恨んでるし、今更他の子に入れてた上条Pが「団結しようぜ!」って言ってても冷めた目でしか見れない。
一応引退しても情報だけは追ってるけど、サイグライベも全く興味無かったし(ビーシュで更新されるまでは最低ボーダーだったらしい)、曲も試聴して「こんなもんか」程度でしかない。
新アイドル追加されたのもどうでもいい。どうせ上条春菜の出番は与えられないのだから。
その後もSSRの背景だけにはバンバン登場して、生き残ってる上条Pが喜んでるのを見てバカらしくなったり。
そうしてデレマスと距離を置いていたら(arkhnに3枚目が出た時は関係ないのに怒りに震えそうだった)、昨日トレンドに入ってるのを見つけた。
誕生日にはスルーされたが、ついに2枚目が追加されたかな、と思ったらまさかのソロ曲。
ちょっと違法なやり方で聞いてみたら、春らしく可愛い、まさに「上条春菜のアイドルソング」で、上条Pが求める上条春菜のソロ曲で安心した。
りあむが電波電波してたから、きっと上条春菜もその方向性で来ると思っていたから。
検索で感想を追っている時は嬉しかったが、段々と怒り、そして悲しみと言う感情が湧き上がってきた。
もっと早くソロ曲を出してくれれば、それかSSRを出してくれれば、自分はPを引退しなくても済んだのに。
上条春菜は今でも大好きなアイドルだけど、もう二度とシンデレラガールズには戻れないと思う。
それくらい、自分の心には深く溝が出来ている。